『Aの靴の靴を買うべきか、Bの靴を買うべきか?』
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うちの奥さんは、とても決めるのが苦手です。
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昔のことです。奥さんが小学校の入学式に履いていく靴をどんなものを買おうかで悩んでいました。
意を決して彼女が1人で出かけていきました。
デパートの靴売り場に行き、何足も履いた後にある2つの靴が候補に。 どうしても決めることができなかったらしく、私のところに電話がかかってきました。
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「ねぇ、AとBと言う靴があるんだけど、どっちがいいと思う?」
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私はその問いかけにびっくりしました!
(1度も見たこともない靴をどっちがいいと思うか聞くわけですから…)
ある程度.、2つの靴の特徴を聞いた後に私は答えました
「Aの方がいいと思うよ」
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その後1時間ほどして帰宅した奥さんは、手ぶらでした。靴を結局買わなかったそうです。(じゃぁアドバイスは関係無いのかい!)
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なぜかはなかったの?と尋ねると、なんか結局どちらも決められなかったと言っていました。
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どういうアドバイスが、いいアドバイスなのでしょうか?
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その後奥さんに聞いていました?
「AとBはの違いって教えてもらっていい?」
そうすると奥さんは私にいろいろその2つの靴の特徴を教えてくれました。私はそれを黙ってうんうんと聞いていました。
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「着て行こうと考えているアンサンブルにはAの方が合いそうなんだけど少し派手なので普段使いはできないけど、Bの方が何にでも合いそう」
「Aの方がヒールが高いので足が細く見えるけど、Bの方がヒールが低く普段でも使えそう」
「Aの方は革靴だから雨に弱い」
「Aの方がBよりも10,000円高い」
私はその時に1時間ぐらい話を聞いていました。
そして最後に彼女はこう言いました……
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「やっぱりAかなぁ…」
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悩んでいる人のために良い解決策を一緒に見つけてあげることが良いアドバイスなんでしょうか。
それとも、その人がなぜ悩んでいるのか、そしてその悩みが解決されたらどんないいことがありそうかを聞いてあげることが良いアドバイスなんでしょうか…。
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答えを教える。
どうなりたいかを聞いてあげる。
どちらが本当のアドバイスなのでしょうかね?
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もし悩んでいる人がいたら、その人にアドバイスをするのではなく、「どうなりたいか」を聞いてあげるのも……