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10歳若返るアイディア

24年05月03日

本当は怖い…~SPFとPAの話~


だんだんと紫外線が気になる季節がやってきました。
紫外線対策といえば日焼け止めですが、こんなお声を聞くことがあります。

何を基準に日焼け止めを選んでいいか、いまいちよくわからない…
日焼け止めを塗っても効果を感じられない…
日焼け止めを塗ると肌が荒れたり、白浮きする…

日焼け止めに対する印象や選び方を伺うと、

よくわからないから、SPFの数値が大きくて、PAに"+"がたくさんついているものを選んでいる。
白浮きするのはしょうがない。
肌荒れするから日焼け止めは塗らない。

そんな答えが返ってきます。

ところで日焼け止めについている『SPF』と『PA』とは何を示す値かご存知ですか?

~SPFとは~
日焼けの原因になる紫外線B波(UVB)を防ぐ指標。
日光を浴びて肌が赤くなるまでの時間をどれだけ伸ばせるかが分かる数値
最高値は50で、値が大きいほど効果が高くなる。

SPF1=約20分なので、SPF50だと50×20分=1,000分(16.6時間)UVB波防止効果があるという計算になる

~PAとは~
日本化粧品工業会が厳密に定めた紫外線A波(UVA)防止効果の程度を意味する。



ということで、どちらも曖昧な指標ですね…
防止率(%)にすると、およそ30%程度と言われているので、せっかく日焼け止めを塗っていても紫外線を防げていないことになります。


また日焼け止めによっておこるほてりや白浮きは、配合されている成分によって引き起こされます。

~紫外線吸収剤~
吸収剤そのものが紫外線を吸収し、肌への紫外線の影響を防ぐ。
※メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)・ジメチルPABAオクチル(あるいはジメチルPABAエチルヘキシル)・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど
【吸収剤は名前の通り紫外線を吸収するので、肌にほてりを感じる原因となります】

~紫外線散乱剤~
主に粉体で、肌表面に受ける紫外線を乱反射させて、肌への紫外線の影響を防ぐ。
※酸化亜鉛・酸化チタンなど
【散乱剤は光を反射させるので、配合が多ければ不自然に白さを感じることになります】

こういった成分が多く含まれれば、紫外線防止効果も高まりますが、
その分肌への負担も大きくなり、肌荒れの原因にもなってしまいます。



とりあえず…と数値や防止効果が高いものを選ぶのではなく、
含まれている成分(紫外線吸収剤)などをよく確認し、
SPFの数値、PAの度合い(+)も使用環境に合ったものを選ぶようにして
過度にお肌に負担をかけないように気を付けましょう。

適量を使用し、水に触れたり汗をかいたりしたら塗り直すことなども重要です。
それぞれの商品の説明をよく読んで最適な使い方をしましょう。

曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいますし、ガラス越しでも紫外線の影響は受けてしまいます。
屋内で過ごす日も365日(毎日)日焼け止めを塗って、
屋外で過ごした日は、顔だけでなく体全体も化粧水などで保湿をして
ダメージを減らすように心がけて下さいね。

UVA波が一番強いのは5月だそうです。
紫外線の量も年々増加しています。
毎日の積み重ねで肌の状態も変わっていきますので
数年後の肌を楽しみに、効果的に日焼け止めを使ってUVケアをしていきましょう♪


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