私は小学校、中学校、高校で劣等生(いわゆる下から数えた方が早い子)でした。
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先生に「この問題わかる人」と言われても(わかっていても)手をあげない。
何か決める時もみんなの意見に何となく賛成する(だって、反対意見があって提案してもみんなが賛成してくれるわけがないと思ったから)。
部活動では(選手に選抜されないと思い)練習しない。
そりゃそうです、「失敗したくない」ですから「やらない」理由にしました。(苦笑)
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そして何となく大人になりました。
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結婚(こんな自分でも結婚できたのは感謝しかありません)、子供ができて親にもなりました。子供達はいつも目がキラキラしていて何事も(私と違って)楽しそうにやっていました。このころの私の原動力は、この子供達でした。
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ある時、お店に電話がかかってきました。
「ドレッドできますか?」と・・・
ドレッドヘアとは、当時の私は知ってはいたけどやり方はわからなかったスタイルでした。なので、すぐに「申し訳ありませんができません」と断りました。
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電話をきってすごく後悔しました。
「やったことがないスタイルはできない」
そんな風にいつまでも逃げていたら自分はいつまでも自信がない人間。
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そう思った時、履歴をもとにすぐに先程の方に電話をかけ直し、「やったことはないけど、やらせて下さい」とお願いしました。それから資料を取り寄せ、独学でやり方を学びウィックで何度も練習し、ついにドレッドの納得できるスタイルを提供できるだけの技術が身につきました。(先ほどのお客さんはえらく気に入って下さいました)
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この時頃から少しずつですが自分に自信が出てきました。自分が出来ないことが出来るようになった時の喜びはシンプルに幸せな気分で、その出来たことで人が喜んでくれた経験で更に幸せな気分になりました。
「エクステ入りのドレッド」
「失敗したくない」だから「やる」理由にしました。
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失敗しても大体の事は許してもらえます。(と言っても犯罪は別ですけどね(笑))
やれるかやれないかは、思い込み。
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昔の自分は、「やれること」を原動力に行動しようとしました。
今の自分は、「やりたい(夢、目標)」を原動力に行動しています。
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最近、写真を見て気が付いたのですが、目がキラキラしています。
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だって・・・
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失敗しそうなことが沢山なるから(笑)